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後半、外角のシュートをはじめとし専大に流れをよんだ1年生ガード、畑伸秀



 6月18日、駒沢屋内球技場にて第48回関東大学バスケットボール新人戦(1・2年生対象)の3回戦が行われ、専大は慶応義塾大に81-95で敗れベスト16に終わった。
 
 トーナメント方式の今大会は予選がすでに5月31日から始まっていたが、昨年ベスト8の専大は本戦1回戦はシードで、2回戦からの登場。16日に代々木第二体育館で東洋大学と対戦し94−57で快勝、3回戦へ順調に駒を進めた。

 本日の相手慶応義塾大は、昨年の成績は振るわなかったものの1・2年ともにタレント揃いの強豪。優勝も狙えるとの呼び声が高いが、こちらは高さと個人の爆発力で対抗。
 
 第1ピリオド後半、連続のバスケットカウント、オフェンスファウル…と、ファウルトラブルに苦しめられる。ローポストで張威威(営2・霞ヶ浦高)を使い、なんとか点をしぼり出す状況。ロースコアなゲーム展開となった。こちらのファウルは止まず残り1分21秒、専大たまらずタイムアウト。
 「金田(大輝・経済2・飛龍高)、外岡(孝幸・経済2・常盤大学高)は何本もファウルを取られフラストレーションが溜まっていた。あれは正気に戻させるためにとったタイムアウト。選手達には“しなくていいファウルはするな”と話した」と中原雄監督。その言葉通り、自分達のバスケットが全くさせてもらえないストレスが見受けられた出足となった。

 第2ピリオド。なおも慶応義塾大の高確率のジャンプシュートとワンテンポ速いパス回しやスピードに翻弄され、なかなか流れを変えられず徐々に点差を広げられていく。
 しかし2ピリ後半、徐々にこちらが流れを呼び寄せ始める。その起点となったのはセンターの張。「ガードが1年生で、春も使っていないので経験がないだけに、張の調子が出るのを待つ、というところはあった。流れが駄目なとき、ココ、という攻めるポイントを把握できている」と中原監督。
 張は198の長身だが、自ら運びもし、スリーも決めた。ゴール下では強引ともいえるパワープレイで魅せ、そのマルチなプレーで慶應をやや困惑させミスを呼び、今度は相手がファウルトラブルに陥る。こちらは1ピリと異なり、残り1.8秒までチームファールはゼロ。しかし、やはり痛いところでの追加点を奪われてしまい、26−47と1ピリの8点差から大きく離され21点差で前半終了。

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張のゴール下での存在感はゲームNo.1だ


 後半第3ピリオド、専大巻き返しムードの立役者となったのは、1年生ガード三井栄治(商1・日大山形高)と畑伸秀(営1・日大山形)の日大山形出身コンビ。三井が積極的なドライブインで中をかき乱し、畑が外から決めた。審判の度重なる張へのトラベリングの笛と、再びのファウルトラブルにも、雰囲気は悪くない。途中から出場の根岸健太(経済1・前橋育英高)もナイスディフェンスで貢献。畑はスリーポイントラインでのファウルも得た(フリースローが3本になる)。
 また3ピリから、シュートが入ってからのディフェンスを前半のオールコートマンツーからゾーンプレスに変える。積極的なダブルチームで慶應のミスを誘った。しかし詰めのところで止められず、55−81と点差が開く。だが、最後のピリオドで勝負する流れは出来た。

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畑とともに、試合通して果敢に攻めた1年生ガードの三井


 最終第4ピリオド。3ピリでのプレスはなお威力を発揮し、相手のリズムを狂わせる。残り4分40秒、タイムアウト慶應。得点は67−85。ずっとあった20点以上の差を18点差に詰めた。畑のスリー、三井のドライブでオフェンスは好調。守備面でも、“ディフェンスから流れをつくる”というチームのテーマ通りに、良い流れが続く。残り4分08秒、張が5ファウルで退場してしまうが、残り2分、ついに点差を14点までに縮めた。そのあとも畑のスリー、光るアシストで追加点。だが3ピリまでの慶應の貯金は大きく、81−95で試合終了。

 前半だけ見ていると、センター・張の調子に委ねているところが大きいのだろうと思われたが、後半の新人の働きは目を見張るものがあり、センター頼みではないチームの力を見せつけた。
 中原監督も「正直、畑は意外だった。ここまで1年生のガードがやってくれるとは。リーグ戦ではもしかすると使えるかもしれない、という考えまで浮上した。その意味では、今大会は課題も多いが、嬉しい発見もあった。実際の形となって頭角を現した三井・畑だけではなく、新人には全員期待している。不安なのはフォワード。リバウンドの意識が全然足りない。うちは何で勝たなきゃいけないかといったら、リバウンドとディフェンスなのだから。上級生の調子が出ないとき、張、宮城(信吾・営2・美来工科高)、太田(真司・営1・鶴岡工業高)たちがやらなければいけない。太田などはものすごくバネがあるのだから、とにかくいかないと。相当のリバウンドの意識を徹底して持たなければならない。だがリバウンドというのは実際、意識というよりも行動が全て。その中で何本取れるかの世界。リバウンド力のある上級生を見て、覚えて、絡んでいってほしい」

 また、「今大会の新人の活躍は、見ていた上級生にも良い刺激になった。きっとケツに火がついたでしょう。もっともっと1年生は上級生相手にやりあえるように頑張ってほしい。強くなりますよ」と期待の面持ちで中原監督は語った。

 今回をきっかけにチーム内での切磋琢磨が激化し、全体が底上げされた専大男バスが秋のリーグ戦で見られることを、楽しみに待ちたい。



《記録》

スターティングメンバー
外岡孝幸、金田大輝、張威威、三井栄治、太田真司


         12−20
         14−27
●専大 81    -     95 慶應義塾大○ 
         29−34
         26−14


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▲外岡孝幸

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▲寺瀬和貴(営2・専大付属高)

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▲根岸健太

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▲太田真司



(松本 かおり・文3)

 
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 今年3月から行われていた、ナショナルチームおよびロンドンオリンピック強化指定選手選考会の最終選考会が、6月1日に国立スポーツ科学センターで行われ、阪野弘和(経済3・武生商高)が5位に入り、強化事業及びFIE国際大会に出場することができる、ロンドンオリンピック強化指定選手に選ばれる運びとなった。

 これを受けて阪野は「今回は団体じゃないので、自分のフェンシングを最後まで貫くことを課題にした。緊張したが、いつもどおり気負わずに戦うことができ、5位という結果は自分としては順当な結果だったと思う。 ロンドンオリンピックについて、4年後なので何とも言えないが、強化指定選手に選ばれた以上は目標を高く持ち、そこを目指して頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 確かにロンドンオリンピックと言われても、実感がわかないかもしれない。しかし案外早く過ぎる長さでもある。あの世界中が熱狂する国際舞台で、もしかしたら活躍する勇姿を見ることができるかもしれないのだ。4年後、阪野がそのフィールドに立っていることを心から願いたい。

(馬場雄也・ネット情報2)